2020下半期
だいたいやっていたこと
お仕事はパーフェクトとは言えないが、希望したことをやれて勉強になっている。経験を得つつ技能を伸ばしつつ労働力を提供しつつ対価をもらうこの辺のスタンスは大学生の頃から変わらないが、そんなに悪くはない。 成長していないとも言えるかもしれない。また、ボランティア精神が薄いところはあんまり良くはないかな、と思っている。
コロナ禍
書いている現時点では、かなり盛り上がっていると言える。 年単位で影響はあると予測していたが、ワクチンが来年前半で広く接種されるとしても、少なくともあと半年は現状が続く。いや、続けばむしろ幸運と言えるぐらいの状況ではある。
そして戻らないものもある。文明的な影響は少ないが、社会的な影響は大きく、個人的にはもっと大きい。 良い転機とするしか無いのかもしれない。
開発
仕事以外はほぼ何もやっていない。大変よろしくない。反省。
良いことを上げるとするならば、2つほど文章を書けたことか。 ソフトウェアとWebにおけるデータに関する考察と WebにおけるオブジェクトとURL。 前者のほうが良く書けていたと思う。後者は概要は良いのだが結論が弱い。 とはいえ、ちょうど2年前にブログを立ち上げてたときの初心に帰れたというわけだろう。 あまり露出していないのでQiitaの記事なんかよりは読まれていない1と思うが、それでも書けた自分を褒めておく。えらい。
読書
読書メーターも1年半ほど続けたが、バーコードリーダーで読んだ本を記録&短めの感想を書くのにとても適している。他の人の感想が見えるのも良い。116冊×200文字程度の感想なので、ここで一番文章を書いている可能性がある。年間100冊の目標も再読を除いても実現できた。かなりギリギリだったが。 ライ麦畑で始まった一年はガンマ線バーストで終わらず、Coders at workで終えた。良い本が最後に読めてよかった。
技術書は年間で6冊ほど。少ないと感じる。TypeScript本が読めたのは良かった。とはいえ、Webアプリケーションエンジニアとしては、JavaScriptそのものに馴染んでいく必要はある。
SFが12冊ほど。上半期とあわせて20冊。これは多いのか少ないのか。去年と比較するとその他の本が多かったということか。読書の幅を広げられた、といっていいのかもしれない。最近SFで自分にとって目新しいものが減ってきている感じはする。三体には期待しているが。
故デイビット・グレーバー氏2の著作には目を洗われた。「負債論」はエキサイティングな本だった。文化人類学的な証拠とそこからの大胆な推論がやっぱり好みなんだなと思う。ジャレド・ダイアモンドの「文明崩壊」も一部読み直した記憶がある。
物語としては秋山瑞人とパトリック・ロスファスの小説を再読した。一種のストレスへの対応か。しかしどちらも続きが出ない作家。できれば来年はどちらか出てほしいところ。こればかりは何かに祈るしかない。
来年への抱負
読書も良いが、いい加減作れよという感じ。 立ち上げ方や広め方を経験できたので、小規模にでもやってみるというのが良いのだろう。 そして続けるために必要なものを作ればいい。自己言及的なのは好みなので、その方針が自分に最も合っていると思う。 今年書いたものを実現するように来年はしていく。
TypeScriptの年になりそうな予感もする。Rubyという大変楽な環境3に適応してしまったので、プロダクトとして世に出すのに時間がかかるかもしれない、と思っている。
あと、仕事で2年以上同じプロジェクトに関われないという運命は来年度のように作用するのか、ちょっと気になるところ。4