だいたいやっていたこと

初めて2年連続で同じプロジェクト・プロダクトに関われた、という点は大きいと思う。決して安定していたとは言えないが、同じものを開発・運用し続けることで得られるものがある。しかして課題もわかってきているので、来年どうするか。

また、とても快適な場所で特に大きな問題なく1年間まるっと過ごせたのは良かった。定食屋の方々にはもう顔を完全に覚えられた気がする。徒歩圏内がそれなりの「街」であることの恩恵を得られた。周囲の話を聞くに、フルリモートワークの恩恵を受けつつも、出社が必要であれば耐えられなくはない、という状況はそれなりに貴重だと思われる。

去年よりは文章は書いた。なんだかんだで環境に引っ張られたところはある。仕事以外で本を読みつつ書きたいことはあったので、どこかのブログサービスで書くのは良いことだと思う。それなりに本を読みつつ、自身の技能・状況と合わせて語れることは多そうと思った1年ではあった。

開発

有休のやつを更新したぐらいか。17連休が進行中なのはあまりそのプロダクトとは関係がないとはいえ、メンテナンスは大事。あとは、過去に作ったChrome拡張を新しいバージョンにしたぐらい。

パソコンを10年ぶりに買い替えた。結果として、このブログを書くのも最初にセットアップが必要だった。10年前にメモリを16GBにした自分の英断をたたえつつ、昨今のスマホを中心としたARM系のCPUの恩恵をやっと得られている感じ。もう少し早めに買い換えても良かったかもしれない。とても軽快なキーボードの入力を楽しんでいる。サクサクと変換され、本体も熱くならず、ハードウェアの細かい改善も良い。

問題点は、去年と同じでコードを仕事以外で書けていない。自分が書かなくても良くなってきている1年ではあったが。その辺は積極的に利用していく立場でありたい。仕事ではとても活用しているのだが。LLMをより活用することは、自分が作りたいものに繋がるので、いよいよちゃんと課金していく必要がありそう。

読書

合計120冊ぐらいか。年のはじめの頃は、英語の多読を目的としてそこそこ読んでいたので、そこで冊数は増えた。しかし、途中で忙しくなってそのままになってしまった。LLM含め翻訳の技術もどんどん進行している中だが、間違っていないぐらいはわかるようになっておかないとなぁ、という感じ。

また、昨今流行りの大著に2冊ぐらい挑戦した年ではあった。あとは、都市に関する本をよく読んだ感じ。場所が良くなったので、距離的には長くなった。遊歩者、差枚良い歩く者は、間違いなく減っていくだろうし、絶滅危惧種として生きていきたい。

SF35冊?ジャンルとしての分類が難しい。去年と比較すると読み過ぎな感じはしなくはない。しかし、SFというジャンルがかなり拡張している気はしなくはない。SFが現実になりつつある?というような声も聞こえなくはないが、物理的には細かい部分や大きくはスマホやインターネットの普及など、あまり予測されていなかった部分であるように思う。

面白かった作者では、パオロ・バチガルピが思い出せる。少し前に訳されたやつだが、石油の枯渇した世界で、かつ、それなりに現代の延長をシミュレーションは興味深かった。また、秋山瑞人の著作がKindleで売られていてので、再読した。電子書籍の小説はどこでも読めて素晴らしい。

技術書は3冊。確実に少なくなっている感じ。会社の読書会以外で積極的に読んでいない。PDFを読むために使っているiPadの動きがかなり悪くなってきているからだろうか。漫画の入れ過ぎが原因な気はするが、いよいよ買い替えか。iPad以外の技術書を読むに適したタブレットがあれば知りたい。

来年への抱負

また彷徨うのか、腰を落ち着けるのか、場所としてはとても良い、が、住んでいない土地はそれはそれで興味深いものではある。東京という都市は結局のところ衰退していく中で車社会になることの進行は止まらないのだろうけれども、それでも多くの可能性が残る土地ではある。変わったような変わらないような日常ではあるが、世間の変化に対して、自分もそれなりに変化しているから、変わらないと思えるのかもしれない。